2008年01月26日

36年経ても変わらぬ想い

16歳で一目惚れしあい
18歳で十分愛したと言える女性の消息を知るのに
36年もかかってしまった
やっとたどり着いた彼女はとてつもなく遠くにいた
インターネットも携帯も無い時代が大半だったとは言え
36年の月日を自分の不甲斐無さにただやるせなく思う
3回メールをくれ著書も送ってくれた
彼女の優しさに甘えさせて頂いた
いつまでも高嶺の花ほど愛おしいものだから
自愛 乞う自愛 メールの最後にある文字がやけに気になった
自分のことだけ考えてそう思えていた
著書にはサインがあった
昔「有名になってね サインしてね」 「うん」 そんな約束があった
彼女は約束を果たしてくれた
思えば俺は何一つ彼女の望みを聞いてあげなかった
36年前に嗚咽を漏らしながら泣きじゃくる女の子を道端に置き去りにした男の人生は
これで十分幸せだと思わねばいけないのだろう
ずっとずっと思っていた
一度会って話さなきゃ そうしないと何も始まらない 6~7年そう思っていた
その間ずっと女性に興味の無い男と思われていた。
そして沖縄の南の島に移り住んだ これで置き去りにした女の子にも
俺は一生島流しだからと言える 隣の島に移り住んでから東京へ行った際
昔の仲間に会った時も 俺は一生島流しそれで良いさといって別れた
いつの間にか36年もの歳月が流れ病にかかったとき
助けて欲しいそう思った 幾つもの夢や記憶の後に見た夢と記憶は彼女の夢と記憶
いつまでも見続けていたい心地よい夢 終わらないで欲しい夢
この夢の向こうに何がある この夢の向こうに何がある
彼女のメールにあった言葉
日々怠りなく、元気で精進できればそれでいいと思えるようになりました。
しかしまだ目前の山に登らなければ許してもらえそうもありません。
抜け殻のような空っぽの毎日を送っている俺にはもはや
この言葉すら受け止められない。
  

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